~スケール・ベンチャー・パートナーズを始めとするベンチャーキャピタルによる追加投資を受け、韓国および中国等のアジア太平洋市場における事業拡大を計画~

 クラウド型のデータマネージメントサービス(DMS)を提供しているトレジャーデータ社(本社:米国カリフォルニア州、CEO:芳川 裕誠)、およびトレジャーデータ株式会社(本社:東京都千代田、代表取締役:三橋 秀行)は、本日、シリーズBラウンドで総額1,500万ドル(日本円:約17億7,450万円)の資金調達が完了したことを発表しました。シリーズBとは、会社設立以降の事業拡大の状況に応じて行われる第2段階の投資のことです。この度のシリーズBの投資には、スケール・ベンチャー・パートナーズ(Scale Venture Partners)がリードインベスターとなり、その他に、すでにトレジャーデータに投資実績のあるシエラ・ベンチャーズ(Sierra Ventures)やYahoo!の創業者であるジェリー・ヤン氏が投資・運営するAMEクラウド・ベンチャーズ(AME Cloud Ventures)、日本の株式会社アイティーファーム等のベンチャーキャピタルが参加しています。トレジャーデータは、今回の資金調達を経て、韓国および中国を始め、アジア太平洋市場における事業拡大を展開していきます。

 シリーズBのリードインベスターであるスケール・ベンチャー・パートナーズは、米国シリコンバレーを拠点とし、主に成長段階のベンチャー企業への投資を行うベンチャーキャピタルです。これまでに、ウェブアクセス解析の大手であるオムニチュア社(Omniture:上場後、2009年にアドビ社が買収)やマーケティングデータの活用を専門とするイグザクトターゲット社(ExactTarget:上場後、2013年にセールスフォース・ドットコム社が買収)、企業向けオンラインファイル共有のボックス社(Box)等、ビッグデータの解析・および活用に関連する企業への投資実績に定評があります。トレジャーデータは、スケール・ベンチャー・パートナーズのこれまでの高い実績を評価し、この度のシリーズBの資金調達のリードインベスターとして選定しました。

 トレジャーデータは、今回調達した資金を、引き続き、米国および日本における営業活動の強化や製品開発に活用すると同時に、アジア太平洋市場における新規事業開発に活用していきます。具体的には、すでに韓国ソウルにおける事業開発責任者を任命しており、今年1月から韓国市場での事業展開を開始しました。さらに、今後多くの売上げ拡大が見込める中国やその他のアジア太平洋市場においても、新規の拠点づくりを本年度中に進める計画です。

 このように、新たにアジア太平洋市場における事業拡大を視野に入れ、すでに多くの実績があるオンラインゲームやデジタルマーケティング、インターネットサービス関連の企業を対象としたサービスの提供を強化する他、昨年より急速に拡大傾向にあるIoT(Internet of Things)分野におけるサービスの提供や技術開発も強化していきます。

(参考)
<トレジャーデータとは>
2011年12月、米国シリコンバレーに設立された米国トレジャーデータ社は、ビッグデータを一定の月額課金で収集・保管・分析するクラウド型データマネージメントサービス(DMS)『トレジャーデータサービス』を提供しています。同社のサービスは、大容量の購買取引データ、Web閲覧データ、各種のアプリケーションやモバイル端末のログデータ、センサーデータやマシンデータ等、さまざまな非構造化データに対応しています。顧客には、フォーチュン誌が選ぶ世界企業番付「フォーチュン・グローバル500」の企業も含まれています。日本では、2012年11月にトレジャーデータ株式会社を設立し、日本国内の事業開発および技術開発の拠点となっています。

<本件に関するお問い合わせ先>

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