~企業向け“ビッグデータアナリティクスプラットフォーム”の さらなる導入促進のための新規投資~

 クラウドベースのアナリティクスサービスを提供している米国トレジャーデータ社(本社:米国カリフォルニア州、CEO:芳川裕誠(よしかわひろのぶ)は、本日、シリーズAラウンドでベンチャーキャピタルのシエラ・ベンチャーズ(Sierra Ventures)から総額500万ドル(日本円:約4億9,755万円)の資金調達を行ったことを発表しました。シリーズAとは、会社設立後の初期段階で行われる投資です。今回獲得した資金は、トレジャーデータ社の事業展開促進とさらなるサービス拡充に充てられます。また、シエラ・ベンチャーズ、マネージング・ディレクターのティム・グレリ氏は、今回の投資に伴い、トレジャーデータ社の取締役に就任します。

 シエラ・ベンチャーズは、これまでに、データマネジメントシステムの発展をリードしてきたテラデータ社(Teradata)やグリーンプラム(Greenplum)等、ビジネスに大きな変革をもたらす可能性のある、優れた技術を保有する企業に対し、初期投資を積極的に行ってきました。企業向けのソフトウェア業界およびデータベース業界で多くの実績を誇るティム・グレリ氏は、トレジャーデータ社の最近1年間の成長ぶりからもわかる通り、クラウドベースのビッグデータアナリティクスソリューションは、今、まさにビジネス界が求めているものであると見ています。さらに、導入までが短期間で、多くのリソースやインフラ投資などを必要としないことからも、既存のデータウェアハウスソリューションに替わる、次世代のビッグデータアナリティクスプラットフォームであると捉えています。またトレジャーデータは、ビッグデータに関連する企業への投資実績が豊富なシエラ・ベンチャーズから投資を受けたことは、今後のトレジャーデータのより一層の事業拡大において、大いに有益であると見ています。

 トレジャーデータのビッグデータアナリティクスプラットフォームは、OSSや特徴的な分散システムの技術と、堅牢でスケーラビリティがあり、柔軟性のあるソフトウェアサービスとを組み合わせたものです。このサービスを提供する上で土台となっているのが、創業者が保有する、ビッグデータ向けのオープンソースソフトウェアであるHadoopの深い知識や、分散システム技術に対する経験です。トレジャーデータは、ソフト開発の米レッドハット社や三井ベンチャーズで勤務経験のある芳川裕誠と、国産検索エンジンベンダーの「プリファードインフラストラクチャー」の前CTOであり、日本のHadoopコミュニティの中心的なメンバーであった太田一樹、そして、ログコレクター「fluentd」や列指向型データベース「Plazma」を開発した古橋貞之の3名が創業者で、彼らの高い技術力とオープンソースソフトウェアを活用したビジネスに関する知見がトレジャーデータを支える基盤となっています。

 トレジャーデータのビッグデータアナリティクスプラットフォームを、短期間のうちに、かつ少ない初期投資で導入することで、ユーザー企業はプラットフォームの管理や運用等にかかる時間と投資を大幅に削減することができる他、バッチ処理、データ集計の高速化を果たし、ユーザー企業はデータの分析だけに集中することで、経営判断の高速化を実現できます。

(参考)
<トレジャーデータとは・・・>
2011年12月、米国シリコンバレーに設立された米国トレジャーデータ社は、自社開発技術とHadoopを融合させたビッグデータビジネスを展開しています。米国レッドハット社や三井ベンチャーズで経験を積んだ芳川裕誠と、国産検索エンジンベンダーの「プリファードインフラストラクチャー」の前CTOであり、日本のHadoopコミュニティの中心的なメンバーである太田一樹、そして、現在ウェブサービスを展開している世界中の企業が採用している分散インフラ技術「MessagePack(メッセージパック)」やログコレクター「fluentd(フルーエントディー)」を開発した古橋貞之の3名がシリコンバレーで起業したベンチャー企業です。

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E-mail:pr-jp@treasure-data.com
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