前年比売上17%アップの影には年間10億件の膨大なデータ処理

株式会社良品計画は、業界でもいち早く、データの有益な活用に成功した企業として知られています。「無印良品」のウェブサイトの登録ユーザー460万人、「MUJI passport 会員223万人のユーザが生成するログデータは一日に200万件以上になります。このデータを収集・処理するために「トレジャーデータサービス」が使われています。「トレジャーデータサービス」に格納した大量のログデー タはオンラインショップ、実店舗の購買データと「Amazon Redshift」で統合され行動分析データとして活用されています。

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「無印良品」が考えるデータの活用術とは?

 データは、現代の小売業者にとって非常に強力なツールのひとつである。データには多くの貴重な情報が含まれているからだ。例えば、急速に普及しているモバイルアプリ、ウェブサイトへのアクセス、店舗やECで実施されるポイントプログラム、顧客の購入状況などが、データを生成し続けている。そして、そのデータの分析が、マーケティングオートメーションやトレンド分析、最終的には、来店を促進し売上の増大につながっている。
 しかし、小売業者の多くはデータに関して、「ある課題」を抱えている。大量のデータ全てから、短時間で、有益な価値を引き出すにはどうすればよいのかという問題だ。現在、ウェブにくわえて、モバイルなど、新たに対応すべきデータソースが出現し、データの量は増え続けている。だが、「無印良品」のブランド名で国際的に小売業を展開する、株式会社良品計画は、業界でもいち早く、データの有益な活用に成功している。

前年比売上17% アップ!その一端をモバイルアプリが支える

 良品計画が国内で運営している店舗は、直営店とライセンスストアを合わせて385店。さらに国外でも米国、ヨーロッパ、中東、アジアで計255もの店舗を運営している(2014年10月現在)。
シンプルさと高い品質を両立した、日本ブランドならではの製品スタイルは、世界中で多くの人気を集めている。2013年の売上高は、前年比17%増の2,206億円(21億6,700万ドル)を達成した。

 顧客が商品を購入するのは、広く展開する実店舗だけではない。同社は、オンラインショッピングにも目を向けた。CRMアプリケーション「MUJI passport」を配信し、顧客とのコミュニケーションと、サービスの向上を図ったのだ。そのアプリ内では、実店舗内のバーコードをスキャンして商品検索したり、MUJIマイルを貯められたり、自分の好みにあったクーポンやキャンペーン情報を受け取ることができる。顧客には、アプリを通じて便利でお得な様々なサービスが提供されるが、良品計画にとっては「実店舗における顧客の行動」を、これまでとは違う経路から取得できるようになった。

「MUJI passport」が収集した新たなデータを最大限に活用するには?

 しかし、単に情報を取得するだけでは、良品計画に大きな価値をもたらさない。このCRMアプリケーションのプログラムから、価値を引き出す最大のポイントは、新たに得られたデータを、購買データのような従来のデータと統合すること。そのためには、新たなモバイルアプリ「MUJIpassport」が生成するクリックストリームやチェックインを収集・分析し、従来までのウェブサイトのクリックストリームや他の顧客データと統合する必要がある。良品計画は、モバイルアプリという新しいビッグデータソースを最大限に活用したいと考えていた。そして、そのためには、変化の激しいクリックストリームデータを、柔軟で拡張性の高い方法で収集・保管する必要があると認識した。

処理するデータは1日200万件!

 良品計画にとって、「トレジャーデータサービス」がこの問題のソリューションとなった。
「無印良品」のウェブサイト登録ユーザー460万人、「MUJI passport」会員223万人が、1日当たり200万件以上生成するデータを「トレジャーデータサービス」が現在、収集・処理している。クラウド型ソリューションである「トレジャーデータサービス」であれば、データトラフィックの増減に、経済的かつ柔軟に対応が可能。さらに、大量の生データを価値があるサブセットへと整理し、クラウド型データウェアハウス「AmazonRedshift」への取り込みを容易にする。
 良品計画は、実店舗とオンラインショップから収集した取引データを「AmazonRedshift」で統合し、行動分析データを作成した。その結果、顧客に関する詳細な情報の把握ができるようになった。さらにCRMアプリを通じて顧客に最適なクーポンや、ショッピングポイントを提供。大量のクリックストリームデータを「トレジャーデータサービス」で処理することで、良品計画のデジタルマーケティングは、より臨機応変で、有用性の高いものとなった。

年間10 億件規模の膨大なデータ処理、サービス導入までにかかる時間は?

ビッグデータ分析を目的とした業界初のクラウド型サービスである「トレジャーデータサービス」。導入に高価なハードウェアや専門的なエンジニアリングは必要ない。さらに、数週間という短い期間で強力なソリューションの導入が可能。そのため、単に「社内データウェアハウスの代用」というだけでなく、「既存インフラの補強」として利用されることも少なくない。特徴のひとつはその汎用性の高さ。既存のエコシステムへも容易に取り込みができる。また、導入後、データから多くの価値を引き出し、投資効果を実感するのに長い時間も掛からない。

 良品計画の場合、その効果は非常に短期間で現れた。1ヶ月という短い期間で「トレジャーデータサービス」を導入し、運用を開始した。すぐに年間10億にも迫る量の行動データの解析を行えるようになった。同社はクラウド型サービス「トレジャーデータサービス」を利用することで、大幅なインフラの変更や、専門的なエンジニアリングサポートなしで、導入を行った。

 データウェアハウスはまだ広く利用されている。しかし、モバイルアプリやウェブトラフィックなど、様々なデータソースから生成される大量のデータを管理し、有益な処理をする難しさを、多くの企業が認識している。「トレジャーデータサービス」を利用すれば、既存のデータウェアハウスの能力を、素早く、経済的に強化することも可能である。つまり、「トレジャーデータサービス」独自のアーキテクチャと強力なプラグインは、あらゆる環境に容易に適応可能なのだ。

Next Step

今日から、眠っているデータを競争力に変えませんか?